2012年6月6日

Inkling レビュー:その1

こういうもの……なのかな?

リンク:Inklingの読み取り精度について


PSDやIllustrator(!)にも書き出せる、描きながらレイヤー分けもできる……と、これで期待するなと言われてもムリです。
しかも、タブレットNo.1メーカー、ワコムだし。

概要はワコムのInkling紹介サイトを参照してください。

Photoshop(5.1)で開いてみると、A4サイズ・600pppiのファイルになっています。
レイヤーも、背景の白のレイヤーと読み取られた線だけのレイヤーに別れていて、非常に使いやすい形にしてくれます。
Inklingの管理用ソフト『Inkling Sketch Manager』からPhotoshopでファイルを開く時、なにやらスクリプトを実行します。
で、その痕跡がPhotoshopのヒストリーに残っているので、それを辿ると、どうやらレシーバーにはベクターで記録され、Photoshopで開く時に、一旦74.07cm x 104.76cm・72ppiのpngで展開され、最終的に29.7 x 21cm・600ppiの解像度になるようです。

ボールペンで描いた原画を、書き出されたPhotoshopファイルに重ねてみました。

青い線がデジタル化された線です。
結構ズレます。
(しかも、センサーが読み取ってくれなかった箇所もあります)
詳しくは後ほど。


では、Illustratorで開いてみると……。

アウトライン表示で、オブジェクトを選択した状態。
赤と青の線に見えますが、アンカーポイントの連なりです。
Inklingで大まかな線を描いて、Illustratorで修正……などと思い描いていましたが断念。


SketchBook Proは、インストールされているのに、Sketch Managerにコントロールボタンが現れません。

外部ストレージとして認識されているレシーバーから、『My Sketches』フォルダーの中の記録されたファイル(.WPI)を直接ダブルクリックすると、SketchBook Proで起動しました。




一つ、うっとうしいのが、パソコンを起動するとSketch Managerも勝手に起動することです。
システム環境設定のログイン項目を見ても、Sketch Managerの姿はありません。
Sketch Manager自身にも、そのような設定をする箇所は見当たりません。
どうにかならないものか。


その2では、なぜ線がズレるのかを検証してみます。


0 件のコメント:

コメントを投稿